ついこの間まで、俺は「DJI Mic を受信機なしで使う方法」を記事&動画で紹介していました。
ところがここ数週間、特にYouTubeで多くのクリエイターが「DJIがこっそり出した“秘密のモバイル受信機”」に大騒ぎしています。スマホ撮影向けに静かに発売されたこのアイテム、頻繁に完売しており、メルカリなどで法外な転売価格で取引されている状況です。
そこで改めてお伝えします――あなたはその受信機、実は全く必要ありません。
別に「すべての物欲を捨てて出家しろ」という話ではなく、外部受信機なしで、しかも無料で同じ機能を手に入れる方法をもう一度しっかりお教えします!

iPhoneユーザー向け
そもそもこの「秘密の受信機」はUSB-C仕様のみで、Lightning端子の古いiPhoneとは物理的に互換性がありません(手に入っても使えない可能性大)。
- RØDE Reporterをインストール
App Storeで「RØDE Reporter」を検索(完全無料・登録不要)。ダウンロード後、マイク使用許可をオンに。 - DJI Mic 2をBluetooth接続
送信機(トランスミッター)のリンクボタンを長押し→インジケーターが点滅したらペアリングモードに入ります。
iPhoneの「設定 → Bluetooth」から「DJI Mic 2」(ヘッドホンとして表示される場合あり)を選択。 - RØDE Reporterで接続確認
アプリを起動し、「External Microphone」と表示されていれば接続成功。 - 標準カメラアプリで撮影
RØDE Reporterをバックグラウンドで起動させたまま、標準の「カメラ」アプリを起動 → ビデオモードを選択。
これだけでDJI Mic 2の音声がワイヤレスで録音されます! - 録画スタート
短いテスト撮影をして音質・音量を確認してください。

注意点
Bluetooth接続中は再生音がDJI Mic 2側に回ってしまう(スピーカーないので無音になる)ので、再生したいときはBluetoothを切るか送信機の電源をオフにしてください。
iPhone用動画解説はこちら
Samsungユーザー向け(超簡単!)
アプリのインストールすら不要です!
- DJI Mic 2をBluetoothペアリング
送信機の録音ボタン(リンクボタン)を3秒長押し → ステータスインジケーターが青く点滅したらペアリングモード。
端末側:「設定 → 接続 → Bluetooth」→「DJI Mic 2」を選択(ヘッドセットやマイクとして表示されます)。接続完了でインジケーターが青く点灯。 - 標準カメラアプリを「プロビデオ」モードで起動
カメラアプリを開き、下部の「MORE」→「プロビデオ」を選択。 - 音声入力ソースをDJI Mic 2に変更
画面右側のマイクアイコンをタップ →「Bluetooth」または「外部マイク」(機種によってはDJI Mic 2が直接表示)を選択。
内部マイクはオフにしてください。 - 録画開始
解像度・フレームレート等を調整後、録画ボタンを押すだけ。DJI Mic 2の高音質音声が完璧に同期して録音されます。
こちらも短いテスト撮影をおすすめします!

Samsung用動画解説はこちら
まとめ
定価たった2500円のこのモバイル受信機、価格自体は良心的だったんですが、供給不足で転売屋が暴騰させています。
でも上のやり方で完全に無料で同じことができちゃうので、もう受信機を買う必要はゼロ!
浮いたお金でNecrolicious StoreのTシャツでも買って、撮影でカッコよく決めてください(笑)
